結論
婚姻届に必要な証人は成年2名です。1名分だけ確保できている状態は珍しくありません。当事務所は1名分でも2名分でも料金は8,800円(急ぎ対応は17,600円)で変わらないため、不足している分だけご相談いただけます。証人欄は2つしかなく、3人以上書けるかどうかは提出先にご確認ください。

婚姻届の証人は何人必要か
浜松市の案内では、婚姻届書には届出人であるお二人に加えて、成年2名の証人による署名が必要とされています(押印は任意です)。1名でも3名でもなく2名です。「保証人は何人ですか」と調べている方も同じで、届書に必要なのは証人2名の署名です。
数えるときに迷いやすいのは、届出人であるお二人が人数に含まれるかどうかです。含まれません。お二人の署名とは別に、証人が2名必要になります。つまり、婚姻届1通に署名する人は、お二人と証人2名の合計4名です。
ゆき
証人は2人と書いてあるのですが、これは私たち2人を含めて2人ということですか。
たすけ
ここは本当に間違えやすいところです。お二人は「届出人」で、証人の人数には入りません。お二人の署名に加えて、証人2名の署名が必要になります。
届書には証人欄が2つ並んでいますので、その両方が埋まっている状態が完成形だと考えてください。
ゆき
では、片方の欄だけ書いてもらってある今は、まだ足りていないんですね。
たすけ
そうなります。ただ、1名分が済んでいるのは前進です。残り1名分をどうするか、という一点に絞って考えられます。
「あと1名」で止まっている人は多い
相談として多いのは、片方の親には頼めたが、もう一方には頼みにくい、というものです。相手方のご家族と距離がある、遠方で提出日までに書いてもらえない、頼んだ人に断られた——理由はさまざまですが、状況としては「あと1名」で共通しています。
すでに書いてもらった1名分をやり直す必要はありません。証人欄は2つ独立していますので、片方が埋まっていれば、もう片方だけを埋めれば足ります。すでにある署名を消したり書き直したりすると、かえって訂正の扱いが必要になることがあります。
ゆき
母には書いてもらったのですが、父は遠方にいて提出日までに会えません。母の分も書き直したほうがいいですか。
たすけ
書き直す必要はありません。お母さまの署名はそのままで、空いているもう一方の欄だけを埋めれば、証人2名の条件は満たされます。
むしろ、済んでいる欄に手を入れると訂正の扱いになることがあります。埋まっている欄は触らないでおくのが安全です。
証人欄は2つ。3人以上書けるのか
「証人 4人 書き方」で調べる方がいますが、婚姻届の証人欄は2つです。お世話になった方が4人いるので全員に書いてほしい、という気持ちで探しているケースが多いのですが、欄の数以上に書くことは想定されていません。
欄の外に書き足してよいか、別紙を添えられるかといった扱いは、提出先の市区町村によって判断が分かれる可能性があります。確実な回答が必要な場合は、提出先の戸籍窓口にご確認ください。こちらで「大丈夫です」と申し上げることはできません。
1名分でも2名分でも、料金は変わらない
当事務所の証人代行は、通常8,800円、急ぎ対応は17,600円です。証人1名分でも2名分でも同額で、人数による差はありません。1名分だけのご依頼を割高に感じる必要はありませんし、逆に「せっかくだから2名分に」と増やしていただく必要もありません。
料金の内訳や、急ぎ対応の判断基準は料金案内にまとめています。予約の時点で必要な人数が確定していなくても構いません。すでに1名分の署名がある届書をお持ちいただければ、当日その場で確認します。
- すでに埋まっている証人欄を確認する
- 不足しているのが1名分か2名分かを整理する
- 希望日時と、提出予定日を決めておく
- 届書の原本と本人確認書類を用意する
片方の両親に2名ともお願いしてよいか
「証人 片方の両親」で調べる方が多いのは、両家から1人ずつという慣習が広く知られているためです。届書の条件としては、成年2名であればよく、同じご家庭のお父さまとお母さまお二人でも差し支えありません。片方のご両親にまとめてお願いしても、届出の効力に違いはありません。
一方で、これはご家族の気持ちの問題として残ることがあります。あとから「なぜうちには声がかからなかったのか」と言われる可能性を考えて、片方は友人に頼む、という調整をする方もいます。届書の可否と、ご家族との関係は切り分けて考えてください。
ゆき
夫の両親に2人ともお願いする予定なのですが、私の親に何か言われそうで迷っています。
たすけ
届書としては、それで問題ありません。成年2名の署名が条件で、続柄の組み合わせに決まりはありません。
ご心配なのは届書のことではなく、あとで気まずくならないか、という部分だと思います。そこは、証人をどう選んだかを先に伝えておくだけでも、受け取られ方が変わることがあります。
ゆき
2人とも夫側にお願いする理由を、うまく説明できる自信がありません。
たすけ
無理に理由をつくらなくても構いません。届出の都合で、と伝える方もいますし、一方に頼めない事情があるなら、それを話さずに済ませる方法として、身近な人以外に頼むという選択もあります。
もう1名に断られてしまったとき
頼んだ相手に断られると、次を探すのが急に重くなります。ただ、断られた理由の多くは「関わりたくない」ではなく、住所と本籍を書くことへの抵抗や、責任の範囲が分からないことへの不安です。証人が保証人ではないと伝えたうえで、もう一度別の方に頼むと引き受けてもらえることがあります。
それでも見つからない場合、残り1名分だけを依頼する方法があります。すでに署名済みの1名分はそのまま使えますので、届書を作り直す必要はありません。断られたこと自体を、次に頼む相手に説明する必要もありません。
ゆき
友人に頼んだら「本籍まで書くなら遠慮したい」と断られました。もう一度別の人に頼むのは気が引けます。
たすけ
断られると、次に頼むこと自体がためらわれますね。ただ、その方は結婚を祝う気持ちがないわけではなく、本籍を書く一点で引いただけかもしれません。
次に頼むときは、書く項目を先に伝えてしまうほうが、相手も断りやすく、引き受けやすくなります。
ゆき
断られる前提でお願いするのは、少し寂しい気もします。
たすけ
判断の材料を渡すことは、突き放すことではありません。それに、身近な方に頼まずに済ませる方法も残っていますので、ここで手詰まりにはなりません。
来所前に確認しておくこと
当事務所は浜松市中央区上新屋町の事務所で、完全予約制の対面のみで対応しています。ご来所時は、届書の原本、ご本人確認書類をお持ちください。すでに1名分の署名がある届書でも、そのままお持ちいただいて構いません。
証人の人数の考え方そのものについては、証人は1名か2名かで、届出の種類ごとに整理しています。婚姻届・離婚届・養子縁組届で扱いが同じかどうかを確認したい場合は、そちらもご覧ください。
来所前のチェック
- すでにある証人欄の記載には手を入れない
- 届書の原本を持参する
- 不足している人数(1名分/2名分)を予約時に伝える
- ご本人確認書類を用意する
- 提出予定日と提出先を確認しておく
よくある質問
婚姻届の証人は何人必要ですか?
成年2名です。浜松市の案内では、婚姻届書には届出人のほかに成年2名の証人による署名が必要とされています(押印は任意)。届出人であるお二人は、この2名には含まれません。
1名分だけの依頼でも料金は同じですか?
はい。通常8,800円、急ぎ対応17,600円で、1名分でも2名分でも同額です。人数による加算はありません。
証人欄に3人以上書くことはできますか?
届書の証人欄は2つです。欄外への記入や別紙の添付が認められるかどうかは提出先の判断になりますので、提出先の戸籍窓口にご確認ください。
すでに書いてもらった証人の署名は、書き直しが必要ですか?
必要ありません。空いているもう一方の欄を埋めれば足ります。済んでいる欄に手を入れると訂正の扱いになることがあるため、そのままにしておくことをお勧めします。
片方の両親2人に証人をお願いしても構いませんか?
届書の条件としては、成年2名であれば続柄の組み合わせに決まりはありません。両家から1人ずつという慣習はありますが、届出の要件ではありません。


